知財の転職

特許事務所の転職に失敗・後悔しないための特許事務所の選び方|未経験者向け

悩んでいる人

特許事務所に転職したい。

特許事務所って未経験なんだけどどんなところだろう。

業界未経験の30歳だけど入れるのかなあ。

あとは特許事務所ってきついのかどうかそれも知りたい。

 こうした疑問に答えます。

 筆者のプロフィール

 弁理士。特許事務所に3年程➤特許事務所に1年ちょっと➤大手法律事務所(大手企業知財部に出向)に3年程

  

 本内容の構成

1.特許事務所の転職に向いている人

2.特許事務所の転職の年齢制限

3.失敗・後悔しないための特許事務所の選び方

 

 特許事務所への転職は、情報不足のために「入ったらついていけなかった」「年収が大幅に下がった」という失敗をしてしまう可能性があります。

 本内容では未経験者が過ちを犯しがちなポイントにしぼって解説していますので転職の失敗・後悔を避けることができます。

 本ブログ(旧ブログ)から、転職エージェント「リーガルジョブボード」を通じて、3名の方が転職に成功しています。

①45歳女性。業界未経験の方が大手特許事務所へ転職。

②28歳男性。業界未経験の方が大手特許事務所へ転職。

③49歳男性。実務経験者の方が大手特許事務所へ転職。

 いずれの方も、転職エージェントの方が言うには、安心して実務を学びたいという気持ちで転職されたそうであり、希望が叶い、入職後も不満はないそうです。

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1.特許事務所の転職に向いている人

①文章を書くのが好き・得意な人

②内向的な人

 

 特許事務所では、未経験者の場合、あなたの専門分野にあわせた発明の明細書を書いたり、中間処理(拒絶理由の対応)を担当したり、外国の明細書の翻訳チェックからはじまります。

 いずれにおいてもほぼデスクワークの文章を書く仕事であり、①文章を書くのが好き・得意な人は向いています。

 

ほぼ誰ともしゃべらずに黙々と仕事をしますので、②仕事仲間とわいわいと過ごすのが苦手な内向的人は向いています。

 また、落ちついた雰囲気、集中してスキルを磨きたい方にとっては、いい職場といえます。

逆に文章を書くのが好きでなかったり、しーんとした雰囲気が苦手な人は向いていないかもです。

 

 1.1.無資格でも特許事務所へ転職可能だが、資格をとってからの方がおすすめ

 特許事務所では、通常、早くて2~3年、遅くても大体5年で一通りの知識は身につき、知財という専門的なスキルを身につけられます。

 特許事務所では必ずしも弁理士という資格は必須ではありません。

 特許技術者という立場で弁理士の補助を担当します。

 ただし、特許事務所への転職は、資格をとればより有利に転職をすすめることもでき、待遇面を含めていい特許事務所へ行きやすいので、資格をとってから転職をすることをおすすめします。

資格勉強は、弁理士試験の勉強時間を1,500時間で合格するための勉強法を参考にしてみてください。

2.特許事務所の転職の年齢・職歴制限について

悩んでいる人

 30代で未経験だけど転職ってできるのかな。

 結論から言うと、企業に比べると、特許事務所の年齢・職歴制限は相当低いです。※制限というのは語弊があるかもですが・・・

 

 特許事務所の場合、面接は多くて2回であり、1回の面接で終わるところもあり、あっさりと内定をもらえます。(筆者も最初は1回だけでした)

 絶対的な根拠はないですが、筆者の体験や知人・相談者の体験談から、20代~30代前半であれば、職歴が不十分でもどこかは決まります。

 このくらいの年齢で、企業の開発経験ありや弁理士の資格ありであれば転職に困らないでしょう。

 このため、あなたが思っている以上に特許事務所への転職の敷居は低いと思ってください。

 

 ただし、特許事務所は入った後が大変です。

 特許事務所に転職はできたけどついていけず、この業界を去っていく人がいるからです。 

 筆者の知人の知人の話では、特許事務所のノルマについていけず、休職することになり、この業界を去りました。

 その知人は知財部へ転職できたのですが、特許事務所に転職してすぐに辞めてしまうと年収が大きくダウンしたり、最悪転職すらできない事態に陥ります。

 そのため、失敗・後悔しないための特許事務所の選び方がとても重要です。

続きはこちらから読めます(有料)。

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