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弁理士に向いている人は大きく2つのタイプに分かれると思う

悩んでいる人

弁理士に向いている人ってどんな人だろう?

こうした疑問に答えます。

士業男子やま

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結論から言うと、筆者の考えでは弁理士に向いている人は以下の2つのタイプであると思います。

  • ①大企業に入れなかったけど勉強ができる人
  • ②大企業に入ったけどサラリーマンに向いていないと思った人

参考ツィート

本内容では、さらに深堀して解説していきます。

本内容の構成

1.弁理士に向いている人の2つのタイプ

2.弁理士に向いている人のまとめ

1.弁理士に向いている人の2つのタイプ

 弁理士に向いている人は以下の2つのタイプであると思います。

  • ①大企業に入れなかったけど勉強ができる人
  • ②大企業に入ったけどサラリーマンに向いていないと思った人

弁理士の仕事は、発明の特許申請の代行などです。このため、新しい技術に興味がある人は弁理士に向いているとか言われますが、正直そういう新しいことに興味があるかどうかはそこまで重要でないかと思います。

ちなみに、筆者は別に新しい技術とかあまり興味はないです。

また、弁理士は、医者や弁護士などと違って、子供の頃からなりたかった憧れの職業とかそういうものではないので、〇〇に貢献したいとかそういう使命感?のようなものをもった人が向いているとかそういうものでもないと思います。

では、以下では向いている2つのタイプ①と②についてさらに深堀していきます。

①大企業に入れなかったけど勉強ができる人

まず新卒で大企業に入れなかったが、勉強はできた人は弁理士に向いていると思います。

理由は以下のとおり。

  • 資格試験に合格しやすい
  • 弁理士は毎日が勉強。(「技術」「法律」「英語」)適合しやすい。
  • 1発逆転できる。

要は勉強の素質のようなものがあり、毎日勉強をすることに抵抗がない方は弁理士に向いています。

筆者も①に当てはまります。

筆者の場合、勉強はできたのですが、新卒で内定がどこももらえず中小企業に就職。安月給とパワハラ体質の環境に絶望を感じ、弁理士を目指しました。弁理士試験はすぐに合格し、勉強が得意だったので、「新しい技術」「特許に関する法律(外国も含む)」「特許英語」の勉強にも抵抗なく継続し実務を身につけていき、3か所めの法律事務所に勤務した時には一部上場企業のサラリーマンの年収は越えました。

弁理士で1発逆転したといってもいいでしょう。(最初が悲惨すぎたといえばそうですが笑…)

①のタイプとしては具体的に以下のような方はおすすめと思います。

  • 中小企業で苦労されている理系出身の方(勉強はできる)
  • ポスドクの方(勉強はできるが出世できない)
  • 高学歴のフリーターの方(やりたいことが見つからない。けど勉強はできる)

大学受験をめちゃくちゃがんばって難関大学に合格された方や、大学時代に資格勉強をされ、難関資格をとられた方は弁理士試験に合格しやすいと思います。

というのも、これまでの勉強のノウハウは必ず弁理士試験に活かされるからです(ただし実績(志望校に合格した、資格をとった。試験のうち1次試験でも通った。)がある方のみ)。

 

参考:「弁理士試験の勉強時間を1500時間で合格する勉強法を合格者が解説する

②大企業に入ったけどサラリーマンに向いていないと思った人

ネットでは今は大企業に入っても厳しいとか大企業では成長しないとか言われますが、なんだかんだで今でも大企業に入るのが1番です。

しかし大企業に入ったけど、以下の理由でサラリーマンの生活に慣れない方も多いと思います。

  • 出張・転勤が苦痛
  • 満員電車が苦痛
  • チームワークが苦痛。同僚の上下関係が苦痛。個人プレーで仕事がしたい。
  • 会議が苦痛。長すぎる。
  • 年功序列制がいや。若い時から稼ぎたい。

弁理士の場合、特許事務所で働くと上のような生活を避けやすいです。

  • 出張・転勤が苦痛➤ほとんどない。1日中事務所で明細書を書くことが多い。今は在宅も認めているところも多い。
  • 満員電車が苦痛 ➤フレックス制を採用しているところが多く、時間をずらして回避できる。また在宅も認めているところもある。
  • チームワークが苦痛。同僚の上下関係が苦痛。個人プレーで仕事がしたい。➤個人プレー。1日誰とも会話せず終わることもしばしば。
  • 会議が苦痛。長すぎる。➤ほぼない。仕事の進捗を報告する会議はあるところはある。
  • 年功序列制がいや。若い時から稼ぎたい。➤成果主義。ただし一部年功序列制の特許事務所があるので注意。

筆者はサラリーマン生活をどうこういうつもりはないですが、これは合わない人はとことん合わず、どれだけホワイトな企業でも苦痛を感じると思います。

その逃げ道として弁理士はおすすめと思います。

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逆に大企業に勤めていてサラリーマン生活が楽しければ、わざわざ弁理士をとって特許事務所へは足らなくてもいいと思います。

知財に興味があれば、知財部で経験を積み、知財コンサルタントを目指すのもいいと思います。

知財部への異動が難しければ、企業の知財部へ転職すればOKです(大企業出身であれば転職できる確率も高いと思います。)

それでも無理そうなら特許事務所へ転職するのもありと思います。

2.弁理士に向いている人のまとめ

 弁理士に向いている人は以下の2つのタイプ

  • ①大企業に入れなかったけど勉強ができる人
  • ②大企業に入ったけどサラリーマンに向いていないと思った人

弁理士になるためには資格をとることがまず重要です。

 

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