弁理士試験

弁理士の口述対策を一発合格者が解説【1番怖いのは〇〇すること】

悩んでいる人

弁理士試験に口述試験もあるのか。

口述って苦手なんだよなあ。難易度ってどうなんだろう。あと対策も知りたい。

こうした疑問に答えます。

 

士業男子やま

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結論を言うと、口述試験は簡単です。合格率は95.6%です(令和元年)。

対策をきちんとすれば簡単です。しかし、注意が必要でして、「緊張」してしまっては不合格になる可能性もあります。

実際に筆者のコミュ力抜群の知人も口述試験に不合格でした。

そこで本内容では、①「口述試験のスケジュール」②「口述試験の対策」③「口述試験に緊張しないために知っておくべきこと」の3本セットでお送りします。

1.弁理士試験の口述試験のスケジュール

今年の弁理士試験の口述試験は以下のとおり。

  • 弁理士試験論文合格発表 令和3年1月29日(金曜日)
  • 弁理士試験口述試験(令和3年2月20日~22日)
  • 場所はザ・プリンス パークタワー東京

口述試験は3つのグループに分かれて、どれかの日に受験します。

口述試験の科目は「特許」「意匠」「商標」の3つです。

各科目で試験官は2名いまして、一方の試験官が問題を出題し、もう一方の試験官が評価します。

試験問題は、条文の暗唱と、事例問題の口頭での回答がほとんどです。試験会場には条文集がおかれており、確認することができます。

各科目で制限時間が用意されており、制限時間内に全ての問題に回答する必要があります。

 

評価は「A」「B」「C」の3段階で、合格基準は「特許」「意匠」「商標」の3つのうち、「C」を2つ以上とらないことです。

くどい言い方ですが、要は「特許」「意匠」「商標」のうち、2科目で「B」以上をとれば合格です。

「B」「B」「C」でも合格ですが、「A」「C」「C」なら不合格です。

ただし、制限時間内にすべての問題に回答すればほぼ「B」以上をとれますので、制限時間内に何としてでもすべての問題を解き終えることが重要です。

ここで、途中問題に行き詰った場合どうなるんだと思われるかもですが、試験官が助け舟を出して回答しやすくしてくれます。安心してください。

また試験官の公平性も昔とくらべてはるかに改善されているそうです。(昔は誰が受験しようが合格させてくれないという鬼のような審査官がいたと言われています…)。

 

ただし、科目には明らかに難易度があります。

難易度の簡単さは 「商標」>>「特許」>「意匠」の順番です。

これは筆者の感想だけでなく、まわりの弁理士の感想も含めてです。

 

通常、試験の順番は「特許」「意匠」「商標」なので、難易度的に言うと「中」「難」「易」となります。

つまり、「特許」を落としてしまうかどうかで合否がほぼ決まります。

「特許」「意匠」でタイムオーバーほど絶望を感じることはありません。この点注意してください。

ではこのような絶望におちいらないために口述対策をどうすべきか。以下に解説します。

2.弁理士試験の口述対策

口述対策は以下のとおり。(筆者の体験談です。)

①LECの口述アドバンステキストをひたすらやる

②LECなどの口述模試を受ける

③本番で緊張しない(➤これが意外と重要)。

口述試験は、論述試験の合格発表日から1月しかありません。

1月だと間に合わないと思うので、論文試験が終わったら合格したと思って、口述試験を受けておくことをおすすめします。

おすすめはLECの口述アドバンステキストで過去問と模範解答をひたすら覚えることです。

そして予備校の口述模試を受けましょう。筆者はLECの口述模試を1度受けました。

 

口述模試は現役の弁理士が担当しており、本番に近い状況でのぞむことができます。

 

ただし、これだけでは不十分でして、本番で緊張しない工夫をすることが大切です。

緊張しない、というのはありえず緊張しすぎないことです。緊張しすぎて試験官の言葉を理解できず、頭の中が真っ白になると最悪です。

 

緊張はします。特に試験の本番までの待ち時間がとても長いです。

確か廊下で椅子に座って前の受験生が終わるのを待ち続けるのですが、これが一番つらいです。

「もういいから早く終わってくれ」と思いますw

待ち続けるのは長く感じますが、試験本番はあっという間です。

ここで頭が真っ白になるともちろん時間が食ってしまいます。タイムオーバーになると「C」の評価です。

 

しかし、緊張しすぎずいつもどおりの力をだせば受かります。

そこで、緊張しすぎないための方法をお伝えします。

3.弁理士試験の口述試験に緊張しないためには

緊張しすぎないために知っておいたほうがよいことは、「仮に落ちても来年は受からせてもらえる」と割り切ることです。

なお、100%合格してくれるとは限りませんが、ほぼ合格できるといっていいでしょう。

というのも、口述不合格者は試験番号が若い番号となり、試験も早くやらせてもらえますし、おまけに試験官も前年不合格者であると認識してもらえるそうです。

ここで温情もあって下駄をはかせてくれるということです。(あくまで断定ではないですが近年で口述の連続不合格者はいません。)

このため、最悪不合格でも、来年あるからと割り切ったほうが緊張がほぐれます。

あとは、体調管理をしっかりすることです。前日は早く寝ておきましょう。

本番当日にカフェインを多く摂取するのもよいと思います。筆者は気合を入れるために「レッドブル」を2缶飲みほしました笑

4.弁理士の口述のまとめ

以上、弁理士の口述対策を解説しました。

本番まで近づいていますので大変ですが緊張しすぎず出し切ってください。

 

 

 

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