司法書士 資格

司法書士の難易度は言うほど高くないのか?行政書士との比較も解説

悩んでいる人

司法書士の難易度は高いと言われているけれど実際のところどうなんだろう。

 こうした疑問に答えます。

士業男子やま
司法書士試験は、法律に関する知識や技能を身につけるための国家資格試験の一つです。

合格すれば、法的な問題解決においてクライアントの代理人として活躍することができます。

しかしながら、その難易度は非常に高く、合格率も低いことで知られています。

本記事では、司法書士試験の難易度や対策方法について解説します。

士業男子やま

本記事の信頼性(この記事を書いている人)

通信講座を利用して1年弱の勉強量で難関資格(弁理士)を突破。

・資格勉強の勉強法を公開してバズり1日に3万PV達成

・資格勉強の勉強法を資格スクエアチャンネルに出演して公開。

・本記事の構成

1.司法書士試験の難易度は?

2.司法書士試験の過去の合格率と傾向

3.司法書士試験に必要な能力とは?

4.司法書士試験に合格するための勉強法と対策方法

5.司法書士試験に合格するためのポイントとは?

 

司法書士試験の難易度は?

司法書士 税理士 司法試験予備試験 行政書士 社労士
偏差値 76 75 75 63 65

 司法書士の難易度ランキングの偏差値は76です(参考:資格の取り方)。

他の士業の難易度ランキングの偏差値と比較すると、行政書士と社労士と比較するととても高く、税理士・司法試験予備試験と同程度であることがわかります。

この理由は、税理士・司法書士などのいわゆる難関資格は、試験の形式に論述試験があるのに対し、社労士などの場合、択一式の試験のみであることが考えられます。

択一式試験のみであることで試験にかける時間も短くなりますが、論述試験の場合、答案の書き方を学ぶ必要があり、時間もかかります。

また受験資格はだれでも受けられますが、合格基準点が高いことが難易度が高い要因にあげられます。(11:40~)

 

司法書士の難易度を勉強時間で見てみると!?

司法書士 税理士 司法試験予備試験 行政書士 社労士
勉強時間 3,000時間 2,500時間 3,000時間 800~1,000時間 1,000時間

勉強時間はフォーサイトなどの資格サイトのデータを参考にしています。
 司法書士の勉強時間は、3,000時間程度であり、合格に必要な期間はおおよそ2~3年です。

司法試験・税理士と同じくらいです。資格の中でももっとも時間がかかる資格といえるでしょう。

そうするとサラリーマンでは仕事と両立が難しそうに思えますが、隙間時間をうまく利用すれば合格は可能です。

司法書士試験の過去の合格率と傾向

平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
合格率 4.32% 4.39% 5.16% 5.14% 5.18%

司法書士のここ最近の合格率です。(参考:アガルートのHP)

現在は、3~5%ほどの合格率で安定しています。

このデータを見てみると、やはり司法書士は難しい試験だと思われるかもしれません。

しかし一方で司法書士の難易度はそれほど難しくないとの声もあります。

ではなぜ司法書士の難易度は難しくないといえるのか。

司法書士の難易度は言うほど高くないと言われるのか

司法書士の難易度が高くなく、簡単と言われている声があります。

確かに近年は合格率が上がっており、難易度が低下しているように思われます。

しかし、依然として合格率は5%前後であり、20人に1人しか受からない試験であり取りやすいとまでは言えないでしょう。

また資格勉強から合格までに3~4年かかるともいわれています。

 

ではなぜ司法書士の資格はとりやすいとか簡単と言われるのか。

その理由は行政書士と司法書士とを混合している方が多いからであるといえます。

司法書士はどちらかといえばマイナーな資格であり、有名な行政書士と資格名が似ており、同程度の難易度と考えている方が多いのでしょう。

しかし、実際は司法書士の方がはるかに難しいです。

このため、もし難易度を下げたいのであれば司法書士ではなく、行政書士を目指すことをおすすめします。

行政書士の難易度と勉強時間・勉強法はこちらで紹介しています。

「行政書士試験の難易度と合格率」合格に必要な勉強法とポイント

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行政書士試験の勉強時間の使い方!合格に必要な勉強時間とは?

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司法書士試験に必要な能力とは?

士業男子やま
司法書士試験に必要な能力としては、法律知識・法律解釈能力・論理的思考能力・語彙力・文章力などが挙げられます。

具体的には、法律知識としては、法律の基礎知識や各種法令の条文などがです。

法律解釈能力としては、法的な問題を解決するために、法令の解釈を行う力が必要です。

また司法書士試験には論述試験が含まれるため、答案の書き方・文章力も必要となります。

結果的に、論理的思考能力や語彙力・文章力も必要となります。

論理的思考能力としては、問題解決のために必要な判断力や推論力などが求められます。

語彙力・文章力としては、法律書類や法律関係の文書を書く際に必要な正確で分かりやすい文章を書く力が必要です。

司法書士試験に合格するためには、これらの能力をバランスよく養うことが大切です。

合格するための勉強法と対策方法

では司法書士を目指すことは無理かというとそうではありません。

勉強法を知っておけば難易度を下げることは十分可能です。

 

  • 1.通信講座の入門・基礎動画を全部流し見する
  • 2.一単元ごとに見直し、あわせて過去問を解いていく
  • 3.過去問でできなかったところを重点的に繰り返す
  • 4.2と3を繰り返す

 

以下ではポイントを解説します。

アウトプットは過去問だけで十分といえます。

筆者は司法書士ではなく弁理士試験を受験しましたがアウトプットはほぼ過去問だけでした。

法律系資格の場合、過去問の演習に時間をかければよいと思いますので司法書士試験でもあてはまるでしょう。

 

以下ではポイントを解説します。

アウトプットは過去問だけでOKです。

20年分以上はやりこみましょう。

最初に入門・基礎動画を全部流し見することで全体を把握し、一単元ごとに勉強する上で敷居を低くしています。

一単元ごとに見終わったら、その都度に過去問を解いていきます。

インプットとアウトプットをバランスよくおこなっていきます。

ここで、わからないところがあっても次へすすめていきます。

次へ次へとすすめていくと、わからないところもわかっていくようになります。

これを1年~2年を目標に継続していきます。

筆者は司法書士とは異なりますが、弁理士の試験勉強でこの方法で合格しています。

弁理士も司法書士も法律の資格という点では同じであり、この勉強方法は司法書士試験にもあてはまりうると考えています。

もしあなたが、勉強時間をより確保できるのなら、半年間でもいけるでしょう。
この勉強法は独学でテキストを購入して対応できますが、通信講座を使うとさらに効率的です。
というのも、動画だとあなたが見たいときに好きなタイミングで見られるためやりやすいからです。

【2023年最新】司法書士通信講座のおすすめと比較は?失敗しない選び方も解説

続きを見る

代表的な通信講座の比較は以下のとおりです。

スタディング  アガルート 伊藤塾 LEC
講座費用 89,100円 239,800円  406,000円(Web通信)
※大学生の場合356,000円
459,700円
学習のしやすさ 講義動画
WEBテキスト
製本は有料(+27,500円)
添削サービスはオプション
講義動画
フルカラーテキスト
講義動画
フルカラーテキスト
通学・通信のどちらかを選べる
通信の場合WEB講義動画
テキストつき
サポート体制 質問はチケット制(有料)
勉強仲間機能など独自の機能が多数あり
質問回数無制限
月1回のカウンセリングチューター
質問OK
専門スタッフが合格までのスケジューリングをサポート
専門スタッフが質問に回答
専用自習室がある
コース名 合格コース

スタンダード

入門総合カリキュラム

司法書士入門講座

本科生 スタンダードコース(通信Web)

新15ヶ月合格コース(春生)
合格実績 合格者の声あり(令和4年度) 17.8%

合格者の声あり
司法書士試験最終合格者のうち
60%が伊藤塾有料講座受講生とあり。

合格者の声あり
2011~2022年司法書士試験LEC初級コース出身一発合格者数163名とあり。
申し込み こちらから こちらから こちらから

こちらから

評判・口コミ記事 こちらから こちらから こちらから

※価格・合格実績は変動することがありますので上記の各通信講座のサイトで確認してください。

司法書士試験に合格するためのポイントとは?

司法書士試験で失敗しないために重要なポイントとしては以下のとおりです。

1。あらかじめ出題範囲を把握しておくこと

2.過去問をしっかりとこなすこと

3.試験前に自己分析をすること

4.本番前はしっかりと体調を整えること

まず、試験勉強の前に出題範囲をしっかりと把握しておき、スケジューリングをたてましょう。

試験直前で全ての範囲まで勉強できなかった、という過ちを回避できます。

そして、試験本番までゆとりをもって勉強をすることをおすすめします。

また、問題集は過去問をしっかりとこなしましょう。

筆者もまた、別資格ですが予備校が独自で作成した問題集などを使わず過去問を何度も繰り返し勉強しました。

その結果が合格にいたっていると考えています。

過去問を繰り返し解答することで傾向や時間配分・要領などが見えてきます。

さらに、試験前に自分の不足している分野や苦手分野はどこか分析しておきましょう。

最後に、当たり前ですが試験本番の1週間くらい前までは無理をせず体調をととのえて万全の態勢で試験にのぞみましょう。

司法書士の難易度のまとめ

平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
合格率 4.32% 4.39% 5.16% 5.14% 5.18%

司法書士試験は勉強のコツを知ってすぐにとりかかることをおすすめします。

勉強には通信講座がおすすめです。

通信講座のおすすめはこちらの記事を参考にしてみてください。

【2023年最新】司法書士通信講座のおすすめと比較は?失敗しない選び方も解説

続きを見る

代表的な通信講座の比較は以下のとおりです。

スタディング  アガルート 伊藤塾 LEC
講座費用 89,100円 239,800円  406,000円(Web通信)
※大学生の場合356,000円
459,700円
学習のしやすさ 講義動画
WEBテキスト
製本は有料(+27,500円)
添削サービスはオプション
講義動画
フルカラーテキスト
講義動画
フルカラーテキスト
通学・通信のどちらかを選べる
通信の場合WEB講義動画
テキストつき
サポート体制 質問はチケット制(有料)
勉強仲間機能など独自の機能が多数あり
質問回数無制限
月1回のカウンセリングチューター
質問OK
専門スタッフが合格までのスケジューリングをサポート
専門スタッフが質問に回答
専用自習室がある
コース名 合格コース

スタンダード

入門総合カリキュラム

司法書士入門講座

本科生 スタンダードコース(通信Web)

新15ヶ月合格コース(春生)
合格実績 合格者の声あり(令和4年度) 17.8%

合格者の声あり
司法書士試験最終合格者のうち
60%が伊藤塾有料講座受講生とあり。

合格者の声あり
2011~2022年司法書士試験LEC初級コース出身一発合格者数163名とあり。
申し込み こちらから こちらから こちらから

こちらから

評判・口コミ記事 こちらから こちらから こちらから

※価格・合格実績は変動することがありますので上記の各通信講座のサイトで確認してください。

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