社会人として働きながら司法試験に合格するためにはどれくらい勉強時間をとればいい?
働きながら効率よく勉強するためにはどういう時間管理をすればいい?
こんなふうにお悩みの人が多いのではないでしょうか?
社会人として働きながらどうにかして司法試験に合格したい!と考えているあなたに司法試験合格するために勉強時間の確保のし方、効率よく合格するために勉強時間はどのくらいが必要なのかをお伝えします。
最難関の国家試験に合格するために必要な勉強時間を知ることで、あなたが司法試験にトライする覚悟ができるでしょう。
記事の構成
1.司法試験に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要?
2.司法試験に合格するために勉強時間を捻出するには?
3.時間をうまく使って効率よく勉強すれば社会人が働きながらでも司法試験に合格できる!?
4.司法試験に短期間で合格するために効率よく勉強をするにはまず目標設定が肝心!
5.司法試験に合格者の合格体験談に学ぶ効率の良い勉強スケジュール管理術
目次
1.社会人が司法試験に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要?
司法試験に合格するためにはどれくらい勉強時間が必要になるのでしょう?
一般的に司法試験に合格するために3000~8000時間、または1万時間勉強が必要だという話を聴きます。
勉強時間は、人それぞれで、どこまでその時間内で効率よく勉強できるのかということによって違ってきます。
一概に長く勉強したからと言って合格するのではありません。
学生の頃から司法試験合格を目指して勉強する人もいれば、社会人になって働きながら勉強して司法試験の受験を目指す人もいるため、それぞれの環境により勉強時間の作り方も違ってきます。
学生であれば、ある程度自分で勉強時間を確保することができますが、社会人になってから司法試験を目指して勉強をする事にした時には時間を捻出するための工夫が必要になります。
ここでは働きながら勉強時間を捻出するための具体的な方法については次でお伝えいたします。
社会人が予備試験、司法試験に合格するための一番の重要課題は勉強時間の確保です。
ここでは社会人が予備試験に合格して受験資格を得るということで、法科大学院を修了して司法試験に合格するコースでなく、自学で予備試験に合格して司法試験に合格するコースを人向けの勉強時間という前提でお伝えします。
2.社会人が司法試験に合格するために勉強時間を捻出するには?
まず、働きながら勉強時間を捻出するためにはスキマ時間を上手に有効活用して勉強時間にあてることが一番のポイントです。
たとえば、一週間に20時間程度の勉強時間を確保するために仕事の休みの日の2日間にまとめて勉強すればいいのでありません。
平日の仕事の合間のスキマ時間を活用して最低でも毎日3時間程度の勉強時間を捻出してスケジュールを組んで勉強した方がずっと効果があるのです。
その理由は脳の長期記憶に定着させるためには、毎日法律に触れて繰り返し頭に入れていくことが大切だからです。
そのため、毎日の朝出勤時間の電車、お昼休み、会社から帰宅するまでの電車、帰宅してから入浴時、就寝するまでの時間の中に司法試験の勉強時間を組み込んで、毎日の勉強時間のスケジュールを立ててみましょう。
毎日、通勤時間と入浴時間や就寝する前のわずかな時間も勉強時間にあてると、働きながらでも1日3時間程度の勉強時間を捻出することができます。
少なくても1日3時間、1週間で少なくても15時間以上は勉強時間を捻出するようにしましょう!
効率よく勉強時間を捻出するためには独学や通学講座を利用するよりも通信講座の利用をおすすめします。
こちらの記事ではおすすめの通信講座を厳選して紹介していますのであなたに合った講座が見つかるでしょう。
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3.時間をうまく使って効率よく勉強すれば社会人が働きながらでも司法試験に合格できる!?
時間を効率よく使って勉強するためにどうしたらいいでしょうか?
それは、脳のオンとオフをハッキリ切り換えることです。
脳は長時間の間、勉強していると疲れてしまい、働きが悪くなります。
その脳が疲れている状態で無理やり勉強し、詰め込もうとしても、効率がかなり悪くなるため、 脳が疲れたと感じた時にはしっかりと休ませてあげる必要があります。
脳を休ませるために取った休憩時間にスマホをいじっていたりすると、全く脳を休ませることにならないため、スマホから遠ざかって目をつぶったり、ボーっとしたり眠ったりしてしっかりと脳を休ませましょう。
しっかりと休ませて脳がスッキリと回復してきたら、また勉強を再開すれば無理やりするよりもずっと効率良く勉強できます。
4.司法試験に短期間で合格するために効率よく勉強をするにはまず目標設定が肝心!
司法試験の勉強のスケジュールを立てる前に何年かけて司法試験に合格するのか、まずは目標設定をします。
たとえば、最短で約3年で合格するためには合計で9000時間以上勉強すると決めます。
3年間で合計9000時間を勉強するとなると、1年間で3000時間、毎月では250時間、毎週に約60時間以上を勉強したらいいとわかり、具体的な勉強のプランを立てやすくできます。
そうすると、1日に勉強する時間は約9時間ということで、結構、シビアな感じになります。
1日9時間の勉強時間を確保するのは無理だと思われたなら、効率を重視した勉強法を取り入れて、3年間で合計6000時間勉強して合格するようにしようと効率を重視した勉強をすることに切り換えるのでもいいでしょう。
または、合計で10000時間を勉強するために4~5年間かけてコツコツと勉強し合格しようと考えるのでもいいです。
やはり司法試験に合格することは、相当難しいですので、最短で2~3年で合格する方もいますが、社会人で働きながら合格するとなると、4年~6年かそれ以上は普通にかかるようです。
人によって、司法試験に合格するまでの年数や勉強時間はさまざまですので、それについては何とも言えません。
大切なポイントは、自分で何年かけて司法試験に合格するかを決め、最終的に毎日何時間を勉強する必要があることを自分自身に認識させて、それに沿った日々の勉強スケジュールを立てていくことです。
目標設定をして司法試験合格のゴールから逆算し、今日からゴールまでどれくらい勉強をしていけばいいのかハッキリと決められたら、あとはより具体的なプランを立てることがしやすくなります。
司法試験に合格するには1万時間を勉強したら、必ずしも合格するというわけでないですし、3000時間しか勉強しなかったから合格できないというわけではありません。
つまり、人によって勉強時間の内容の濃さが違いがありますので、どれだけ勉強したら受かるとは言えないわけです。
いかに勉強のコツをおさえて効率よく勉強するか、記憶のメカニズムを考えた勉強法を取り入れて効率よく勉強すれば、1万時間よりかなり短い時間であっても、合格できるということになります。
5.司法試験に合格者の合格体験談に学ぶ効率の良い勉強スケジュール管理術
下記内容は、筆者がさまざまな合格者の体験談を聴き、抽出してまとめた内容です。
○制約がある中で、覚える必要がある内容と不要な内容を振り分け、効率よく勉強すること。⇒そのためには読む力を鍛えて、スピードアップさせていくことが大切!
○基礎的な知識をしっかりたたき込み、司法試験のポイントをおさえること。
○司法試験の過去問題を繰り返し解き、どんな問題が試験に出るかを分析すること。
○基礎を応用させられるように、肝になる重要な法律をしっかり覚えること。
○論文試験対策としては、合格できる答案を作るためにいろんなパターンの試験問題をこなし、添削指導を受けること。⇒その繰り返しをすることで論文の論点に気づくことできるようになります。
○スケジュール管理とモチベーションの管理をできる能力を身につけること。
以上、合格者の体験談のすべてに共通することは、繰り返して基礎的な内容を記憶にたたき込める努力ができること、効率よく勉強するための時間の管理をできるようになることが司法試験の合格に必要なことのようです。
6.司法試験 勉強時間のまとめ
司法試験に合格するための勉強時間は3000時間~1万時間ということで幅広く一概にどのくらい必要だと言い切れなく人それぞれです。
結局のところ、どれだけ合格に近づける内容の濃い勉強を多くしたかにかかっているようです。
勉強時間の管理法、目標設定、勉強のポイント・コツをしっかりおさえて、勉強時間をしっかり確保することが必要だということです。
いろんな合格者の方、現役の弁護士の先生のアドバイスなどを参考に、勉強をしていくことが司法試験合格への道を早めてくれるのではないかと思います。
効率よく勉強時間を捻出するためには独学や通学講座を利用するよりも通信講座の利用をおすすめします。
こちらの記事ではおすすめの通信講座を厳選して紹介していますのであなたに合った講座が見つかるでしょう。
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