行政書士に必要な勉強時間ってどれくらい? 効率的な勉強時間の使い方って?
こうした疑問に答えます。
行政書士試験に合格するためには、適切な勉強時間を確保することが必要です。
しかし、効率的な勉強時間の使い方や、どの程度の勉強時間が必要なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
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本記事の信頼性(この記事を書いている人)
・通信講座を利用して1年弱の勉強量で難関資格(弁理士)を突破。
・資格勉強の勉強法を公開してバズり1日に3万PV達成。
・資格勉強の勉強法を資格スクエアチャンネルに出演して公開。
本記事の監修者
京都東山にて、行政への各種許認可等のお手伝い、手続きのご相談を承う。
WEB事業部企画室にてネットショップの運営全般においての店長業務を経験するという異色の経歴の持ち主。
本記事の構成
- 行政書士試験に合格するために必要な勉強時間とは?
- 効率的な勉強時間の使い方とは?
- 勉強時間を有効に使うための方法とは?
- 勉強時間を確保するための工夫とは?
- 勉強時間の配分のポイントとは?
目次
行政書士試験に合格するために必要な勉強時間とは?
独学の場合 | 通信講座の場合 | |
---|---|---|
法律未経験者 | 800~1,000時間 | 500時間 |
行政書士に限らず、あらゆる資格は独学より通信講座のほうが勉強時間は短縮できます。
通信講座を利用した場合、目安としては500時間程度の勉強時間で合格できます。
500~1,000時間勉強しないといけないのかと思われるかもしれませんが、行政書士は他の資格とくらべるととりやすい資格です。
とりやすい理由を以下に解説していきます。
他の法律系資格の勉強時間との比較
行政書士 | 司法書士 | 弁理士 | 社労士 |
---|---|---|---|
500~1,000時間 | 3,000時間 | 3,000時間 | 1,000時間 |
上の各資格の合格に必要な勉強時間は、 資格サイト「CPA(https://cpa-net.jp/cpa-15-03-161-3.html)」を参考にしています。
上のように、司法書士・弁理士と比べると1/3以下の勉強時間ですみますし、社労士と比べても勉強時間はおさえられます。
勉強時間で比較すると、行政書士はとりやすい資格といえます。
なお、行政書士の難易度については以下の記事でもくわしく解説しています。
では、あなたが行政書士試験に一発合格するためにいつから勉強を開始し、1日の勉強時間をどれくらいにすればよいのか。
以下に解説していきます。
行政書士の勉強開始時期と1日の勉強時間はどのくらいとるべきか
勉強開始時期 | 勉強期間 | 平日の勉強時間 | 休日の勉強時間 | |
---|---|---|---|---|
独学 | 9月 | 1年2月 | 1.0時間 | 5.0時間 |
独学 | 11月 | 1年 | 1.5時間 | 5.0時間 |
独学 | 1月 | 8月 | 2.0時間 | 7.0時間 |
独学 | 5月 | 6月 | 3.0時間 | 10時間 |
通信講座 | 8月 | 1年3月 | 1.0時間 | 2.0時間 |
通信講座 | 1月 | 10月 | 1.5時間 | 3.0時間 |
通信講座 | 2月 | 9月 | 2.0時間 | 3.0時間 |
通信講座 | 4月 | 7月 | 1.5時間 | 5.0時間 |
通信講座 | 5月 | 6月 | 2.0時間 | 5.0時間 |
通信講座 | 7月 | 4月 | 3.0時間 | 10時間 |
行政書士の試験日は例年11月上旬から始まります。
もしあなたが、毎日残業を1時間くらいする社会人であるとします。
この場合、平日に使える時間は多くても3時間です。
一方、休日についてはあなたはいつでも勉強時間をあてることができます。
ただし、人間には限度というものがあるので、どれほど勉強時間は多くても10時間です。
そうすると、毎日平日に3時間、休日に10時間勉強するとした場合、いつになったら、独学で合格に必要な勉強時間(800時間)、通信講座で合格に必要な勉強時間(500時間) にたどりつくのでしょうか。
毎日平日に3時間、休日に10時間勉強するとした場合、おおよそ(3時間×5日+10時間×2日)×4週=140時間/月となります。
そうすると、独学の場合、早くても5~6か月、通信講座の場合、3~4か月は必要であるとわかります。
よくネットで独学で3か月で行政書士に合格できるという話がありますが、法律未経験の場合には非現実的な数字であることがわかると思います。
また、社会人の場合、平日に3時間、休日に10時間の勉強はとてもハードです。
そこで、平日に1.5時間、休日に5時間の勉強とするといつになったら合格に必要な勉強時間に到達するのか。
(1.5時間×5日+5時間×2日)×4週=70時間/月となりますので、独学の場合、早くても12か月、通信講座の場合、7か月は必要です。
こうして合格に勉強時間を考えていくと、上の表になります。
あなたに合った勉強開始時間と勉強時間を見つけてください。
効率的な勉強時間の使い方とは?
1.タイムマネジメントをしっかり
2.集中力を維持する
3.アウトプットをしっかりと
4.分野ごとの勉強時間の配分を把握する
5.余裕をもって焦らずに
まず、効率的な勉強時間を確保するために、試験勉強前に時間の使い方を計画的に管理しましょう。
スケジュールを作成し、計画通りに実施することが大切です。
具体的には、以下のとおりです。
・期間を設定し、期間までに達成する目標をたてる。
・週単位のスケジュールをたてる
・日単位のスケジュールをたてる
・カレンダーやスプレッドシートなどを使ってスケジュールを可視化する
続いて、集中力を維持するようにしましょう。
適度に休憩をはさんでリフレッシュします。
筆者はリフレッシュできる朝に勉強時間を多く使ったり、休憩時間に適度にジョギングしてリフレッシュして集中力を維持しました。
逆にスマホやゲームなど目を酷使しがちなものは試験勉強中は控えることをおすすめします。
つづいて、勉強時間を有効に使うためには、問題演習(過去問)を重視しましょう。
問題演習を通じて、知識の定着度合いを確認することができます。
さらに、行政書士試験は幅広い分野があります。各分野の重要度や出題傾向を把握し、必要に応じて勉強時間の配分を調整しましょう。
最後に焦らずじっくりと。
時間内に完璧に勉強することを目指すと、無理が生じて失敗することもあります。焦らず、じっくりと理解を深めることが大切です。
行政書士試験の勉強時間を確保するための工夫とは?
1.余裕をもってスケジュールをたてる
2.集中できる環境づくり
3.無駄な時間の見直し
4.休日の活用
5.早起きの活用
6.勉強仲間をつくる
まず、スケジュールを立てる際には、余裕をもって時間を設定しましょう。
予期せぬトラブルや調整が必要な場合でも、余裕のあるスケジュールであれば対応できます。
つづいて、集中できる環境づくりも大事です。
勉強に集中するために、静かな場所や音楽など、自分に合った環境を整えましょう。
もし自宅で勉強のための環境づくりが難しければ図書館などの自習室を利用することもありでしょう。
また、無駄な時間の使い方を見直しましょう。
例えば、SNSやゲームのしすぎなど、時間を無駄にしてしまうものは避けるようにしましょう。
筆者はゲームが好きでしたが試験勉強中はゲームはやらないようにしていました。
ゲームは集中しやすく時間がたつのがはやいです。やらないようにして正解だったと思います。
また、仕事や学校が休みの日は、長時間の勉強ができます。
この時間を有効に使って勉強時間を確保しましょう。
さらに、勉強は頭がリフレッシュしている朝にやるのがおすすめです。
朝早く起きて勉強することをおすすめします。
逆に、夜遅くまで勉強すると体調がよくなくなったり、遅く起きたりすことで1日のバランスが崩しやすいのでおすすめしません。
最後に、勉強仲間をつくるとモチベーションを維持しやすく、おすすめです。
以上のように、自分に合った工夫をして、勉強時間を確保しましょう。
行政書士試験の勉強時間の配分のポイントとは?
1.分野ごとの重要度
2.自己分析
3.過去問演習の時間を多くとる
まず、行政書士試験は複数の分野から構成されています。
その中でも、出題数が多く、得点源になりやすい分野(行政法・民法)があります。
得点源になりやすい分野については時間配分を多く使うようにしましょう。
また、自分が得意な分野、苦手な分野を分析して、それに合わせて、例えば苦手な分野じ時間配分を多く使うようにしましょう。
さらに、過去問演習に時間配分を多く使いましょう。
できなかったところはチェックなどを入れて何度も復習していくと効率よく勉強できます。
以上のように、自分に合った配分を設定し、計画的に勉強を進めましょう。
行政書士の勉強時間のまとめ
行政書士試験は難度が高くなっています。勉強のコツを知ってすぐにとりかかることをおすすめします。
勉強には通信講座がおすすめです。
通信講座のおすすめはこちらの記事を参考にしてみてください。
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